なぜ勉強しないといけないの?

「なぜ勉強しないといけないの?」

という問いに、大人はどう答えるべきでしょうか。

「良い大学に行くため」

「就職に役に立つから」

「しないと後悔するよ」

これらの答えでは子どもの「やりたい」を引き出すことはできません。

なぜなら子どもにとって、良い大学に行ったり、

働いたりする意味やメリットがイメージできないからです。

自分の子どものころを思えば当然ですよね。

それなら、どう答えればいいか?

正しい答え方はさまざまありますが、

私はこう答えます。

“「わくわく」や「楽しい」を増やすため”

勉強すれば、自分で「できること」が増えていきます。

なぜなら、考える力がつくからです。

考えることができれば、行動に移すことで経験となり、

経験の積み重ねで、自然と「できること」が増えていきます。

このように自分で「できること」が増えれば、

親や人から指示されずに、文句も言われずに、

やりたいことが存分にできるようになります。

しかも、仲間や友達から頼りにされます。

するとさらに、勉強したくなります。

これが学びのサイクルです。

「なぜ、勉強しないといけないの?」という質問に対して、

間違った答えを言ってしまうと、

学びのサイクルの入り口で挫折してしまいます。

そうならないように、子どものことを理解し、

伝える必要があるのでしょう。

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